映画と旅とガールズトーク

映画が好き。甘いものも好き。音楽も本も好きだし、ファッションもしかり。気が向いたら海外にふらっと行っちゃう馬鹿者のつれづれなるままにな日々。

ミスチル風に言うならば、終わりなき旅

 

ふつふつと満たされることが、最近あまりなくなった。

1年前は少しの休みと映画を観る時間があれば、心休まるというか、心の底から呼吸ができた気がしたのに。どうしてこうも、強欲になってしまったのだろう。

そんな自分を感じる瞬間が、世界で一番嫌いな瞬間だったりする。

 

一人暮らしの時はよかった。

帰っても家に誰もいなくて、シンとした部屋についた途端の安心感といえばなかった。あの瞬間をあと1年は味わえないかと思うと、正直しんどい。

一人が好きな人間にとって自分以外の誰かがいることは、たまに苦痛でしかなくなる。わたしは一人でいる時間が結構好きだし、ランチも一人で平気だし、買い物も映画も全部一人で完結できる。

たぶん、楽しいも嬉しいも面白いも悲しいもさみしいも全部、一人で完結できるんだと思う。前半の部分は誰かと共有する方が好きだけど。ネガティブな気分は、いつも一人で味わいたくて(ドMではございません)、家にこもって映画でも観ればなんとなく生きる気力が湧くことがほとんどだった。

だからいつも誰かがいる状況は息がつまる。

そんなこと言ったら、出てけって絶対罵られるんだろうから言わないけどね(笑)。

家があることは幸せだし、ありがたいことなんだけど。

そんなきれいごとを言いたくて書いてるんじゃなくて、誰かこの気持ちわかってくれないかなって思ったの。

高校生の時から感じてた感情に、今更だけど誰か賛同して!って思っちゃった今日このごろ。

高校生の時は、夕方から夜にかけて外出するには相当の理由が必要だったんですよ、うちは。

中学生の時は何があっても絶対無理だった。彼氏が会ってちょっとだけ話したいってパソコンのメールで送ってきても、わたしには断ることしかできなくて。当時は携帯電話を持ってなくて、でも家の電話で話すには恥ずかしくてね。懐かしいわ~(笑)

周りの子たちは夜、当たり前のように集まってることがあって、わたしは親に何も言わないなりにもそれなりに切なかったのを覚えている。

高校生になったわたしは少しだけ学習した。

ドクターストップを理由に部活を辞めた私は、勉強に励むことしかすることがなくて、何に熱を注げばいいかわからないまま過ごしてて。親も少なからずどこかそれを察してくれていて、「本屋行ってくる」と言えば、夜の外出も許してくれるようになった。だからいつも家にいるのに耐えられなくなると「本屋に行ってくる」と常套句を言って外出をしていたんですわ。

今も覚えているのは、あのときの本屋のにおい。

本屋って独特のにおいがしますよね。でも本屋によってにおいがそれぞれ違うの。

わたしは昔何度も通っていたその本屋のにおいが大好きで、そこに帰れば嫌なことも思考の底に眠って、小説の世界にまぎれこむことができた。

当時は本当に小説ばかり読んでいて、当たり前のように毎日1冊は読破していました。まあ時間をもてあましてたんだもんね、これくらい余裕で読めるか。

ただ、今思えば重い内容とか悲劇のヒロイン的なものとか、好きだったかも(笑)。

痛いな、自分(笑)。

そこの本屋、3年くらい前に改装しちゃって、今は雰囲気が全然違くなっちゃいましたんですよね。切ないわ。

そんなしんみりしたことを考える今日この頃、

昨日会った友達が、昔好きだったアーティストの曲が響かなくなってきた、って言ってて。

あ~、それわかるかも、って思いました。

昔は、わかる!超泣ける!とか、めっちゃ良い曲!とか良いストーリー!とか思っても、今聞いたり観たりすると、なに綺麗事言ってんの?ってね。

廃れてきてる(笑)。確実に現実しか受け止められなくなってきてる。

希望はどこへいった。期待はどこへいった。

現実はドラマじゃねえってか。

 

そう思うと、わたしたちはどこへ向かえばいいんだろう。

ゆとり世代と呼ばれ、自分たちで選んだのではないその呼び名に戸惑いを隠せず、それでもこの日本で生きていくを模索してきたわたしたちです。

勉強の範囲は狭かったかもしれないけど、他の年代と何も変わりません。

変わったとしたらわたしたちを「ゆとり世代」と呼ぶ人たちへの視線と態度です。

でもそれも一通り落ち着いて、こんな自分でも世間で働ける自信がつきました。

ほら、見たか。って言ってやりたいね。馬鹿にしてた年配の人たちにも、当時の自分たちにも。

ほら、見たか。やればできんだよ。だから変なことでくよくよ悩むなってね。

結局、どこへ向かうにも自分次第。

好きなとこへ行けばいいんだよね。

ウディ・アレン監督も言ってる。

今を楽しめ、って。

ミスチルの櫻井さんも言ってる。

嫌なことばかりでは無いさ さあ次の扉をノックしよう、ってね。

 

話の論点がずいぶんとずれてきたけど、

とにかく息がつまる家で生きていることが疲れたなら、少し出ていけばいいんだよね。

ってことで、夏休み、海外逃亡してこようかな。

実家暮らしの方、日々をうまく過ごすコツがあったらぜひ教えてほしいです><

 

『RENT』の『Seasons of love』を聞いて切なくなったなう。

なうって便利な言葉だな。