In Her Shoes(彼女の立場になって考えると)、いつもありがとうお姉ちゃん。
ごぶさたしております。
なんだか久々になっちゃった。
突然ですが、姉が結婚するそうです。
約8年付き合っていた彼と、ついにゴールイン。
うれしさ80%、さみしさ20%ってとこですかね。
もう姉は家を出ているので、物理的なさみしさは皆無なんですけど。
キャメロン・ディアス主演の『イン・ハー・シューズ』って、ご存知ですか?
私はこの作品に出会って初めて、姉の優しさに本当の意味で気づけたと思っています。
キャメロン・ディアス演じるマギーには弁護士の姉ローズ(トニー・コレット)がいる。姉妹の性格は正反対。ローズは真面目で堅実、悪く言えば面白みがない。一方マギーは天真爛漫でかわいげがあり、でも無鉄砲でだらしない(生活も男にも)。難読症で、就職も厳しい。
外見も全然似てなくて、ローズは地味で少しぽっちゃり。マギーは美人でスタイルも抜群。
(左が姉のローズ、右が妹のマギー)
ローズはマギーに振り回されながらも、ほっといておけなくて、喧嘩をしながらも家から追い出せない始末(こう考えてみると最近やってた『ディア・シスター』と設定微妙に似てないか・・・?)
二人暮らしていくこと、離れて暮らしていくことで互いが成長していくストーリー。
姉妹って、特別な気がする。
兄弟よりももっと親密で、秘密を共有してて、でも互いに嫉妬して傷つけあって。
私はそんな気がする。
劇中でマギーがローズの靴を勝手に借りて怒られるシーンがあります。
私もよく姉の服を拝借して怒られたっけな。
でも最終的にはいつも許してくれるのよね。
優しさって、どうしてその時に気づけないんだろうね。
余計なお世話だって、何回も同じこと言うなって、わかってるって、何度も何度も心の中で愚痴をため込んで。
何度もこの部屋から飛び降りて死にたいと思ったことがあった。
私の親は本当に堅くてステレオタイプで、自分の価値観が世界共通だと思ってる人だから、本当に生きづらい時期がありました(今もそうだけど昔よりはマシかな)
海外に留学したいって言っても「何言ってんだ、普通に大学行け」って一蹴され、ワーホリに行きたいと言えば「英語がしゃべれるようになりたいなんて今時そんなんじゃ理由にならない」と馬鹿にされ、挙句の果てには喧嘩したときに「お前のやってきたこと全部間違ってたじゃないか」と怒鳴られ。
散々な言われように毎回泣き喚きながら言いあいは続くわけですが、結局最後は説教に終わり、夜中の2時くらいまで同じ話を永遠と繰り返されるわけです。
みんなもこんな感じなのかしら。家族のことって自分のとこしかわからないからなんとも言えませんよね。
そんなわけで私は正直、親のことは好きとは言えませんが。
姉と弟のことは大好きで。
二人は私と同じ血が通っているのかわからないくらい優しくて、あたたかくて、物腰も柔らかくて。
たまに自分が本当に嫌になる。
優しさのかけらもない。言葉もきついし、他人を毛嫌いするし、余裕もない。
こんな私はいつも嫌なことがあると家では一言もしゃべらないし、ごはんも食べれなくなるし部屋に閉じこもることが多い(完全にひっきーw)
親は「なんでそんな風になるんだ!笑ってないと人はお前から遠ざかるぞ!」って怒鳴るし、そんなことわかってるけど、でも私はもう何も受け付けられないし(すでにキャパオーバー)、放っておいてくれってなんど願ったかわからない。
でもそんな時いつも笑顔でいてくれるのが姉で、「大丈夫。お父さんの言うことなんて、はいはいって聞き流せばいいよ」って言ってくれて。
それだけでどれだけ救われたことか。
気付いてみると、いつだって私は姉の優しさの中で生活していました。
幼い時のアルバムにはいつも二人で遊ぶ姿があって。
※画像はイメージですw
私が高校生の時はよく一緒に買い物に行ったし、今も二人で遊びに行くことが多々ある。
恋愛の話はあまりしないけど(私が基本的に恋愛しないので)、友達の話や同僚の話もいっぱいしたし。愚痴ってばっかだし悪口言ってゲラゲラ笑いこけることもあるし、どちらかと言えば友達みたいな感じだけど。
でもやっぱり姉は姉で。
『イン・ハー・シューズ』を観て実感したのは、知らないところで妹はいつも、姉の優しさに守られていたんだなということ。
妹は、姉が泣いててもおろおろすることしかできなくて嫌になるけど、
いつまでも大好きなお姉ちゃんの為に、自分にまっすぐに生きていきたいと思った作品です。
1年くらい前に観たので少し内容忘れちゃってるから、これを機にまた観よーっと。
お姉ちゃん、結婚おめでとう。
ちゃんと幸せになってね。
ちゃんと私とも遊んでね。
大好きだよ。
って、伝えられたらなあ(はずかしくて・・・)
これが理想。こんな風におめでとうって言えたらいいなー。
イン・ハー・シューズ (In Her Shoes) - YouTube